
脳卒中(脳梗塞/脳出血)の後遺症などがあるとバランスを崩しやすくなってしまったり、手足に力が入りにくくなってしまったりといった場合があり、多くの方は健康な時に比べ、転倒しやすくなっています。
普段いかに転倒しないようにするかということは大切ですが、もし転倒してしまったときに何も対策をしていないとどうしようかと焦ってしまいます。
そのため普段からもしも転倒してしまったときの対処方法について考えておくことが大切になります。
今回は転倒について起き上がり方のコツ、予防策、転倒を予防するための体つくりの方法について4回に分けてご紹介していきたいと思います。
4回目の今回は、転倒を予防するためのトレーニング方法についてご紹介していきたいと思います。
目次
転倒しないために必要な能力とは?
転倒するときの多くはバランスを崩したり、躓いたりという点が多く見られます。
バランスを崩してしまった場合では姿勢を立て直せれば転倒することはありませんが、脳卒中の後遺症がある方ではこの『姿勢を立て直す能力』が低下している方が多く見られます。
また躓く場合にも麻痺した方の足が上がらない、麻痺した方の足の踏ん張りが効かないために麻痺がない方の足が上がらなかったなどの場合もあります。
転倒しないために必要な能力としては、
バランス能力
姿勢を立て直す能力
足を持ち上げるための能力
が必要になります。
バランスUpのためのトレーニングは以前紹介したブログを確認いただければと思います。
詳しくは
をご参照ください
今回は姿勢を立て直す、足を持ち上げるためのトレーニングを中心にご紹介していきたいと思います。
トレーニング方法
①姿勢を立て直すためのトレーニング
立ち直り練習
咄嗟の時に足や手を前に出すために必要なトレーニングです。
ふらついてしまったときや躓いた時に手や足がしっかりと出せるようにトレーニングしていきましょう。
また立ち直りの練習は転倒の危険があるため、介助者がいる中で行うようにしましょう。
手伸ばしトレーニング

ベッドや椅子に腰かけます
座ったときに横にテーブルやバランスボールが来るようにしましょう
腕で伸ばせるところまで手を目一杯伸ばすようにしましょう
ゆっくりと姿勢を元に戻します
手の立ち直り練習

ベッドに腰掛けます
真っすぐの姿勢の状態から介助者に急に後ろに倒れるように押してもらいましょう
この時にどちらの手でも良いので後ろに手を出すことを意識しましょう
足の立ち直り練習

足を肩幅に開いて立ちます
介助者に前、もしくは後ろの方向に軽く押してもらいましょう
この時、押された方向に足を出すように意識しましょう
介助者は押した方向倒れることを想定し、胸のあたりに手を伸ばしておきましょう
② 足を持ち上げるためのトレーニング
足を持ち上げるためにはお腹周りの筋肉が必要になります。
特に体幹は主に姿勢を崩した時に体の位置を修正するためにも必要な筋力です。
足を持ち上げるだけでなく姿勢を立てなすためにも必要なトレーニングなのでしっかり行っていきましょう。
お尻上げトレーニング

椅子やベッドに腰掛けます
片方のお尻にしっかりと体重を乗せ反対側のお尻を持ち上げます
左右交互にお尻を持ち上げるようにしましょう
腿上げトレーニング

椅子に座り腕を組みます
体を捻りながら腿を挙げます
片方の肘と反対側の膝がおへそのあたりで当たるようにしましょう
今回ご紹介した方法は転倒予防のためのトレーニングの一部をご紹介しました。
このほかにもトレーニング方法はたくさんありますが、どのトレーニングをするかはお一人ずつお身体の状態によって違いがあります。
まずはどのようなトレーニングが必要なのかについて専門家(理学療法士、作業療法士など)にご相談しましょう。
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