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【冬の乾燥対策】知っておきたい皮膚ケアと予防方法


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冬になると「乾燥して皮膚がかゆい」「粉をふくようになった」「麻痺側だけ荒れやすい」というお悩みが非常に多くなります。


脳卒中(脳梗塞/脳出血)後遺症の中に感覚の低下・可動域の制限・体温調節障害などがありますが、これらの障害があると健康な方よりも 皮膚トラブルが起こりやすい傾向 にあります。


特に冬は、湿度の低下、暖房による乾燥、血流の低下が重なるため、皮膚がダメージを受けやすい季節です。


この記事では、片麻痺の方が冬の乾燥から皮膚を守るために 今日からできる効果的なケア方法 をまとめました!


目次


冬に皮膚が乾燥しやすい理由

冬は気温・湿度の低下により誰でも乾燥しますが、脳卒中(脳梗塞/脳出血)後ではさらに以下の要因が加わります。


血流の低下

麻痺側は筋活動が少なく、自然と血行不良になりやすいことで皮膚が乾きやすくなります。


また、筋力低下が加わることでさらに血流が低下し、より皮膚の感想が顕著になります。


発汗量の低下

汗は本来“皮膚の保湿剤”の役割を持っています。


発汗が少ないと皮膚が乾燥しやすくなります。


脳卒中(脳梗塞/脳出血)後には自律神経障害が起こることが多くありますが、自律神経は汗の量や頻度をコントロールします。


血流低下による汗の生成量の低下+自律神経障害による汗腺の活動量の低下などによりさらに発汗量が低下してしまいます。


ケアが届きにくい

乾燥予防のために保湿クリームなどを塗ることがあるかもしれませんが、手のひらを握り占めている場合や、麻痺側の手がうまく動かせないなどの場合に非麻痺側の手にクリームをンるうことが難しいなどで保湿不足が起こりやすいです。


感覚低下による“気づきにくさ”

脳卒中(脳梗塞/脳出血)の後遺症による感覚低下は触れていることに気づきにくいだけでなく、痛みに鈍感になることもあります。


そのため、かゆみやひび割れがあっても気づきにくく、気づいた時には悪化しているケースもあります。


これらの原因をにより、皮膚の乾燥を放置すると次のような問題につながります。

  • かゆみ

  • 発赤(赤くなる)

  • かさつき

  • ひび割れ

  • 炎症などの軽い感染


これらの症状は重大なトラブルではないと言えますが、細かなストレスに繋がります。


糖尿病がある方の場合にはひび割れや炎症などから重大なトラブルにつながることも少なくありません。


その他にも重大な感染症を引き起こすこともないとは言えないので、十分注意をする必要があります。


冬の皮膚ケアの基本

① 入浴直後の保湿

入浴後は皮膚の水分が急激に蒸発します。


タオルで軽く水気を取ったら、なるべく早く保湿剤 を塗りましょう。


② 伸びやすいタイプの保湿剤を選ぶ

保湿剤にはいくつか種類があります。

  • クリーム

  • ジェル

  • オイル

上記の3タイプの中でも伸びのいいものを選ぶと滑りが良く、塗りやすくなっています。


また最近ではスプレータイプなどもあるので、使いやすいものを選択してしっかりと保湿を”継続”して行うようにしましょう。


③ 暖房の風が直接当たらない環境を作る

エアコンや灯油ストーブなど直接温風が出るタイプの暖房がありますが、これらの暖房の風は皮膚の水分を奪います。


風向きを変えたり、加湿器を使い、直接温風が身体に当たらないようにしましょう。


これらの風は皮膚トラブルだけでなく、喉や目などの粘膜の水分を奪い、風邪やドライアイなどのリスクも増大するので気を付けましょう。


血流を良くするセルフトレーニング

皮膚ケアと合わせて有酸素運動や筋力トレーニングなどで血流を改善すると、乾燥の悪化を防げます。


ふくらはぎポンピング

方法

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イスに座って、かかとの上げ下げを30回。


血行が良くなり、足先の冷えも改善します。


指のストレッチ

方法

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  • 指をゆっくり開く

  • 軽く曲げ伸ばしする


深い呼吸で全身の循環を改善

方法

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深く吸って、細く長く吐く。


自律神経が整い、体の冷えの軽減にもつながります。



まとめ:冬の乾燥を防ぐために必要なこと

冬は「乾燥」「血流低下」「感覚の鈍さ」が重なるため、片麻痺の方には皮膚トラブルが起こりやすくなります。


しかし、「入浴後の保湿」「環境調整」「血流改善の運動」を取り入れることで、多くのトラブルは防ぐことができます。


皮膚の状態が良くなると、毎日の生活が快適になるだけでなく、リハビリの効果も高まりやすくなる ため、ぜひ今日から取り入れてみてください。


セルフトレーニング方法などについては担当のリハビリスタッフや専門家(理学療法士・作業療法士など)にご相談の上決定するようにしていきましょう。



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リハビリに関するお悩みや、日々の生活での工夫、健康についての疑問など、どんなことでも構いません。


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