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春は“動き出すチャンス”!!脳卒中後にウォーキングをするメリット

冬の間は、どうしても外に出る機会が減ってしまいがちです。


特に北海道では、雪や凍結した路面の影響もあり、「転びそうで怖い」「寒くて外に出る気にならない」と感じていた方も多いのではないでしょうか。


その結果、知らないうちに

  • 歩く機会が減る

  • 筋力が落ちる

  • 体力やバランスが低下する


といった変化が起きていることも少なくありません。


そんな中で迎える“春”。


雪が解け、気温が上がり、日差しも増えてくるこの時期は、体を動かし始める絶好のタイミングです。

「なんとなく外に出てみようかな」

「少し歩いてみたいな」

そう思えた瞬間こそが、大切な一歩です。


目次


春に歩くメリット

冬の間は家にいる時間が長くなりがちです。


その間に筋力や体力が低下してしまいやすく、いきなり運動をしようと思ってもなかなか続かないということもあります。


春は冬の間に落ちた筋力や体力を回復させていく必要がある季節です。


気温が上がり、雪がなくなると言った点でも屋外で運動がしやすい季節になります。


また、脳卒中後(脳梗塞/脳出血)の体にとっても、ウォーキングはさまざまな良い変化につながる可能性があります。


1.生活リズムが整いやすくなる

脳卒中(脳梗塞/脳出血)後は活動量の低下などにより、昼夜逆転や睡眠の乱れが起こることも少なくありません。


そこで、日中に屋外に出ることで体内時計をリセットすることに繋がり、睡眠の質が上がる(朝起きやすくなる、夜眠りやすくなるなど)といった変化が期待できます。


2.脳内ホルモン分泌によるストレス軽減

脳卒中(脳梗塞/脳出血)後には過大なストレスがかかりやすくなります。


脳卒中後は、脳のダメージによってセロトニンやドーパミンなどの“気分や意欲を保つ物質”が低下しやすくなります。


さらに炎症やストレス反応も影響し、理由がなくても気分が落ち込みやすくなります。


脳卒中(脳梗塞/脳出血)後の抑うつは「気の持ちよう」ではなく、脳の変化によって起こる自然な反応です


病気により分泌量が低下したセロトニンは日光を浴びることでも作り出されます


またウォーキングなどの軽運動を行うことでドーパミンを作り出したりなどストレスの軽減につながりやすい効果があります。


3.脳や筋肉・骨へのメリット

適度な運動を行うことで、血流が改善し、脳や筋肉への血流も改善しやすくなります。


ウォーキングなどの運動をすると、脳の働きを助ける「BDNF」という物質が増えます。


これによって脳の神経活動が回復しやすくなり、気分が前向きになったり、頭がスッキリしやすくなります。


実際に、American College of Sports Medicine などアメリカの学会でも、運動が脳やメンタルに良い影響を与えると報告されています。


また日光を浴びることで体内ではビタミンDを生成しますが、ビタミンDは骨の強度を維持するためには必須の栄養素となります。


日本整形外科学でも、骨粗鬆症予防として「運動や日光浴を行うこと」を推奨しています。


4.便秘の解消

脳卒中後は、活動量の低下や筋力低下、生活リズムの乱れなどにより、便秘に悩む方も少なくありません。


  • あまり動かなくなった

  • お腹に力が入りにくい

  • 生活リズムが不規則


こうした要因が重なることで、お通じが安定しない状態になることがあります。


その中で、外に出て少し歩く習慣をつけたことで「お通じのリズムが整ってきた」という声もよく聞かれます。


歩くことで体幹や腹筋が自然と使われるほか、腸への刺激や血流の改善、自律神経への働きかけなどが影響していると考えられます。


個人差はありますが、体を動かすことが生活全体の調子を整えるきっかけになるという点は非常に重要です。


リハビリとしてのウォーキング

せっかく歩くのであれば、少しだけ意識を変えることで、より効果的なリハビリになります。


例えば、

  • 視線を下げすぎず、前を見る

  • 背中が丸まらないようにする

  • 麻痺側にも体重を乗せる

といったポイントです。


無意識に歩くと、どうしても動かしやすい側ばかり使ってしまいがちですが、少し意識するだけで体の使い方は大きく変わります。


「ただ歩く」から「意味のある歩行」に変えることが、回復への一歩になります。


安全に歩くためのコース選び(小樽・札幌)


ウォーキングを始めるうえで大切なのが「どこで歩くか」です。


特に脳卒中後の方にとっては、安全性と歩きやすさが非常に重要になります。


ここでは、小樽・札幌エリアで比較的安心して歩きやすい場所を、リハビリの視点でご紹介します。


■ 安全にゆっくり歩きたい方に

ウィングベイ小樽

屋内施設のため天候の影響を受けにくく、床もフラットで安定しています。


距離の調整がしやすく、「少しだけ歩く」練習にも適しています。


久しぶりに歩く方や、体力に不安がある方におすすめです。


札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)

天候に左右されず、安定した環境で歩けるのが特徴です。


滑りやすい時期や風の強い日でも、安全に歩行練習ができます。


杖を使用している方にも比較的安心です。


■ 外で気分転換しながら歩きたい方に

大通公園

平坦で見通しが良く、ベンチも多いため休憩しながら歩くことができます。


「外で歩くことに慣れていきたい」という方に適した環境です。


春だからこその注意点

春とはいえ、北海道ではまだ注意が必要な場面もあります。


  • 雪解けによる路面の凹凸

  • 朝晩の凍結

  • 強い風


こうした環境では無理をせず、安全を最優先にしましょう。


「今日は少し危ないかも」と感じた日は、屋内での運動に切り替えることも大切です。


また、汗をかかないからと言って水分を取らないというのはとても危険です。


しっかり水分補給をしながらウォーキングを行うようにしましょう。



リハビリや運動というと、「頑張らなければ」と感じてしまう方も多いかもしれません。


ですが実際には、“やってみようかな”と思えたときが一番良いタイミングです。


春は、天気が良くなり自然と外に意識が向きやすくなる季節です。

  • 少し外に出てみよう

  • ちょっとだけ歩いてみよう


そんな気持ちが出てきたときに、無理のない範囲で一歩踏み出すことが大切です。

長い距離を歩く必要はありません。


数分からでも十分です。


その一歩が、体の変化につながり、生活の幅を広げていきます。



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