感染症の重症化を防ごう!予防に必要な自主トレーニング方法!
- 齊藤 亜沙美

- 2 日前
- 読了時間: 6分

こんにちは!
ストロークジムです!
今回のブログでは冬に猛威を振るうインフルエンザやコロナウイルスなどの感染症が脳卒中後(脳梗塞/脳出血)だとどうして重症化しやすいのか?予防方法はどうしたら良いのか?を2部に分けてご紹介していきたいと思います!
後半の今回は「予防」と「重症化を防ぐための具体策」を、リハビリの視点を交えてお伝えしていきます。
目次
基本の感染予防を徹底する
どれだけ呼吸機能や体力を整えていても、そもそもウイルスや細菌に感染しないことが一番の予防になります。
基本となる対策は以下の通りです。
十分な手洗い・うがい
手や喉に付着したウイルスや菌は手洗いやうがいや手洗い流す必要があります。
手洗いが難しい方の場合はアルコールなどで消毒するようにしましょう。
また手荒れや喉の乾燥などは菌やウイルスが付着しやすくなる要因でもあるので、ハンドケアや定期的な水分摂取なども意識して行うようにしましょう。
人混みでのマスク着用、距離を取る
インフルエンザは飛沫感染、接触感染、コロナウイルスは飛沫感染、接触感染、空気(エアロゾル)感染となっています。
人混みが多い中ではウイルスや菌を取り込みやすくなってしまうため口元を覆うマスクを装着したり、人混みを避けるなどしましょう。
適切な換気
定期的な換気を行うことで室内にある菌やウイルスを室外に排出することが必要になります。
冬の北海道は寒く、窓を開ける頻度も低くなりますが、定期的な換気を心掛けましょう。
十分な睡眠、バランスの良い食事
体の抵抗力を維持するためには十分な睡眠や、バランスの良い食事を摂取することが必要になります。
抵抗力を高めるだけでなく、高血圧などの生活習慣病予防のためにもバランスの良い睡眠と食事を心掛けましょう。
ワクチン接種の検討
インフルエンザワクチンや新型コロナワクチンは、「かからないため」だけでなく「かかっても重症化しにくくする」ことが大きな目的です。
脳卒中後の方はもともと重症化リスクが高いため、
インフルエンザワクチン
新型コロナワクチン
肺炎球菌ワクチン(高齢者)
などの接種を積極的に検討しましょう。
またワクチン接種についてはかかりつけ医や担当の医師と相談しながら行うようにしましょう。
特に脳卒中後の方は体力が落ちやすいため、「普通の風邪だから大丈夫」と油断せず、周囲よりも一段階高い意識で感染対策を行うことが大切です。
呼吸器に関わる自主トレーニング方法
前回のブログでご紹介した通り、脳卒中後の方では呼吸に関わる筋肉の働きが低下しやすくなります。
そのため、日頃から呼吸機能を維持・向上させるトレーニングがとても大切です。
呼吸をしやすくするトレーニング
腹式呼吸
最も簡単で効果的なのが「腹式呼吸」です。
【方法】

椅子に楽に座る
お腹に手を当てる
鼻からゆっくり息を吸い、お腹を膨らませる
口からゆっくり吐き、お腹をへこませる
1日5~10分行いましょう
胸郭ストレッチ
姿勢が丸くなりやすい脳卒中後の方は、胸郭が固くなり呼吸が浅くなりがちです。
両手を組んでゆっくりバンザイをする
肩甲骨を寄せる運動
背中を伸ばすストレッチ
などを取り入れることで、胸が広がりやすくなります。
呼吸のトレーニングは、感染症の時だけでなく普段の体力維持にもとても重要です。
“咳をする力”を保つトレーニング
感染症が重症化する大きな原因のひとつが、「痰を出せないこと」です。
そのため普段から、咳をする力を保つ練習が必要になります。
ハフィング
【方法】
大きく息を吸いこむ
フッ!と大きく息を吐きだす
息を吹く時に目の前にあるろうそくの火を消すようなイメージをしながら息を吐きだしましょう
発声トレーニング
声門をしっかり閉じる力が弱いと、咳の勢いも弱くなります。
発声練習をしながら声門を閉じる練習も一緒に行っていきましょう。
【方法】
「あーーー」と長く声を出す
大きな声で数を数える
軽い発声練習など
誤嚥を防ぐための対策
トレーニングとは別になりますが微小誤嚥は肺炎の大きな原因です。
そのため嚥下機能を守ることも重症化予防の重要なポイントになります。
日常でできる対策として
食事の時は背筋を伸ばして座る
早食いをしない
食後すぐに横にならない
口腔ケアをしっかり行う
など誤嚥性肺炎の予防を積極的に行うようにしましょう。
体力・免疫力を落とさない生活習慣
感染症に強い体を作るためには、日頃の生活習慣がとても重要です。
適度な運動
無理のない範囲で
歩行練習
軽い筋トレ
ストレッチ
などの有酸素運動を継続することで、
心肺機能の維持
免疫機能の向上
筋力低下の予防
につながります。
栄養管理
感染症の時には特にエネルギーとタンパク質が必要になります。
普段の食生活に気を付けるとともに風邪かな?と思ったタイミングからでも
肉や魚、大豆製品などのタンパク質
ビタミンやミネラル
十分な水分
を意識して摂取しましょう。
体調が悪い時の早めの対応
どれだけ予防をしていても、感染症にかかってしまうことはあります。
その際に大切なのは「早期発見・早期対応」です。
以下のような症状があれば早めに医療機関へ相談しましょう。
いつもより息切れが強い
痰が急に増えた
38℃以上の発熱が続く
食事や水分が取れない
意識がぼんやりする
脳卒中後の方は症状が急に悪化することもあるため、我慢しすぎないことが大切です。
このほかにも予防に必要な要素はたくさんあります。
トレーニング方法についてもお身体の状態や健康状態によって適切なトレーニングを選択する必要があります。
まずはかかりつけ医やリハビリの専門家(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)などと相談しながらリハビリプランを検討しましょう。
ストロークジムでは、皆さまからのご質問を随時募集しています。
リハビリに関するお悩みや、日々の生活での工夫、健康についての疑問など、どんなことでも構いません。
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