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暑さ本番!「冷房」とうまく付き合うコツ!!

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7月に入り、いよいよ本格的な夏がやってきました。


この時期に特に注意したいのが、熱中症や脱水症など、暑さによって引き起こされる体調不良です。


今月は「熱中症」と「脱水症」について、予防のポイント万が一かかってしまったときの対処法についてや夏の血圧変動とエアコンの設定についてご紹介していきます。


第4回目のテーマは「冷房とうまく付き合うコツ」です!


もくじ



冷房の使い方に注意が必要な理由

脳卒中(脳梗塞/脳出血)の後遺症がある方は、体温調節の機能が低下していたり、感覚が鈍くなっていることが多いため、暑さや寒さを感じにくくなっていることがあります。


そのため…

  • 暑さに気づかず熱中症になりやすい

  • 冷房で手足が冷え、関節や筋肉のこわばりが強くなる

  • 血圧が乱れやすく、疲労感が増す

といった、体調への影響が出やすくなります。


これらの不調は直接的に健康を損なうだけでなく、間接的に体力や筋力の低下を引き起こす原因にもなります。


リハビリにも影響することがあるため、注意しましょう。


暑さだけじゃない!「湿度」が体に与える影響とは?

夏場の体調管理では、「温度」だけでなく「湿度」も非常に重要です。


湿度が高いと…

  • 汗が蒸発しにくくなり、体温が下がらない

  • 体に熱がこもってしまい、熱中症のリスクが高まる

  • 体がだるく感じ、活動量が落ちる

といった状態に陥ります。


特に梅雨明けから夏のはじめにかけては、湿度が高く、まだ体が暑さに慣れていないため、注意が必要です。


また、湿度が高いと体感温度が実際の気温よりも上がり、「蒸し暑くて息苦しい」と感じやすくなります。


※湿度が高いと「息苦しい」のはどうして?
湿度が高くなると、空気中の水分量が増えるため、呼吸で取り込む空気の中の酸素濃度が相対的に低くなります。
そのため、体内に供給される酸素がやや減少し、呼吸がしづらく感じられることがあります。
また、高湿度の環境では汗が蒸発しにくく、体温調節がスムーズに行われません。
結果として体に熱がこもりやすくなり、身体の負担が増すため、息苦しさを感じやすくなります。
このように、湿度の高さは酸素の取り込みのしづらさと体温調節の難しさ、双方が重なって息苦しさを引き起こす原因となります。

室内でも起こる!「夏のヒートショック」にも注意!

ヒートショック」と言えば冬場のイメージがあるかもしれませんが、実は夏にも起こります。


たとえば、

  • 冷房で23℃の室内から、35℃を超える屋外に出たとき

  • 涼しい寝室から、蒸し暑いトイレやキッチンに移動したとき

  • 涼しい部屋から浴室など蒸し暑い場所に移動したとき


このように、温度差や湿度差によって血圧が急激に上下することで、脳や心臓に負担がかかることがあります。


脳卒中(脳梗塞/脳出血)の既往がある方にとって、再発リスクにも関わるため、注意が必要です。


冷房&湿度とうまく付き合うための5つのコツ

1.エアコンは温度+湿度をセットで考える

エアコンの設定温度は25〜28℃を目安にし、「除湿(ドライ)」モードをうまく活用しましょう。


冷えすぎを防ぎながら湿度を下げることで、体感温度が下がり、快適に過ごせます。


また、湿度計を部屋に設置し、湿度が「40〜60%」に保たれているかチェックするのもおすすめです。


2.風向きと風の強さを調整しよう

風が体に当たりすぎると、関節や筋肉が冷えてリハビリにも悪影響が出ます。


直接、風に当たり続けないようにしつつ、室温をコントロールできるように以下の点に注意しましょう。

  • 風向きは「上向き」または「スイング」に設定

  • 扇風機やサーキュレーターを併用して、空気を循環させる

  • クーラーや扇風機から直接風があたる場所から離れる


3.局所の冷えにはひと工夫

一部が冷えるだけでも体全体の不調につながります。


冷えは「冷房病」や「こわばり」の原因にもなるため、対策をしましょう。

  • 足元にひざ掛けやレッグウォーマー

  • 麻痺側の手にアームカバーやタオルをかける

  • 足元が冷える方は夏用の薄手の靴下を履く


※冷房病とは?
「冷房病」という言葉は医学的な病名ではありませんが、夏場によく見られる不調をまとめた一般的な表現です。 
冷房の効きすぎや室内外の温度差により、体が冷えたり、自律神経のバランスが乱れたりすることで、次のような症状が現れます。
・手足の冷え
・だるさ・頭痛
・消化不良
・めまい・不眠 など

4.こまめな運動で冷え&むくみを防ぐ

冷房の効いた部屋でじっとしていると、血流が悪くなり、むくみや関節のこわばりが起こりやすくなります。


1時間に1回は、ちょっとした動きを入れるだけでも効果的です。

  • 座ったまま足踏みをする

  • 手や指のグーパー運動

  • 室内で軽く歩く、トイレに立つ


5.暑さを「我慢しない」ことが何より大切!

「エアコンは体に悪い」「電気代が気になる」といった理由で、暑さや湿度を我慢するのは危険です。


とくに脳卒中(脳梗塞/脳出血)の後遺症がある方は、

  • 暑さを感じにくい

  • 汗をかきにくい

  • 喉の渇きを感じにくい

といった体の変化があるため、熱中症に気づかず重症化することもあります。


夏場にクーラーを使用しないことで熱中症が重症化し、脳卒中(脳梗塞/脳出血)を再発した例や亡くなってしまったなんて例もあるので注意しましょう。


夜間の湿度&暑さ対策も忘れずに

夏の夜も、室温が28℃を超えたり、湿度が70%以上になることがあります。


夜間、寝ている時に対応できず、起きたら体調が優れないなんてことも良くお聞きします。


北海道の夜は日中に比べ温度が低くなる傾向がありますが、最近では熱帯夜が続くことも増えてきています。


夜間であっても室温設定や以下の点を注意するようにしましょう。

  • 弱冷房+タイマー+除湿機能の併用

  • 寝具の通気性を良くする

  • 汗を吸い取るパジャマに変える

「夜中に汗をかいて脱水になり、翌朝ふらつく」といったケースも少なくありません。


寝ている間の室内環境も見直してみましょう。


また、寝る前に水を1杯飲むなどの脱水対策もしっかり行い、元気に夏を乗り切りましょう!!




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