こんにちは!ストロークジムです。
前回は入浴動作の自助具について簡単にご紹介しました。
まだ見てない方はこちらからどうぞ!!
日常生活の練習の中でトイレ動作はとても重要です。
なぜならトイレは日常生活動作(ADL)の中でも一日に複数回行われる動作であり、”しない”ということが選択できない動作のひとつだからです。
またトイレでの排泄をせず、オムツなどを使用している人もいらっしゃるかと思いますが、トイレやお風呂などは人に見られたくないという方がほとんどだと思います。
そんなトイレ動作の中には「歩行」「移乗」「起立と着座」「排泄動作」「清拭動作」「更衣動作」等様々な動作が複合されています。
ご自宅環境によって異なりますが、トイレの環境は狭くご自宅で介助するにもスペースが必要となります。
そんなトイレ動作においても自助具がありますのでご紹介していきたいと思います。
【目次】
1.バリアフリートイレ
まず、自助具の話の前にトイレの環境についてお話したいと思います。
現在デパートやホテル、空港など様々な場所でバリアフリートイレを見る機会も増えてきています。
中に入ると様々な機能があり過ぎてよくわからないものもあるので下の写真を参考にご紹介していこうと思います。
①シートペーパー
便座の上に設置し便座が直接臀部に触れないようにあります。
②跳ね上げ式横手すり
跳ね上げていることで横移動での便座移乗も容易にできることです。
③背もたれ
坐位バランスが少し悪い方でもご利用できるように設置されたもので自力でも介助でもしやすいように工夫されているそうです。
④呼び出しボタン
緊急時に呼び出すボタンです。位置は上下にあり、座った位置でも転倒しても押せることを想定しています。
⑤着替え台
お子様が立ってズボンを履き替える際に使われる台になります。
⑥洗面台
座ったままでも使用できるように便座隣に設置されています。
⑦押しボタン
「流し」「温水洗浄」「ビデ」「水勢」「音」「音量」等様々なボタンがあります。
⑧L字手すり
プッシュアップするための横手すりと立ち上がるための立て手すりを組み合わせた手すりです。
⑨オストメイト用設備
オストメイトとは病気などによってお腹に人工肛門を取り付けた方を言い、その人工肛門洗浄用の台座になります。
⑩トイレシートクリーナー
便座をアルコールで拭くためのアルコールの容器になります。こちらにトイレットペーパーを吹き付けて便座を拭きます。①のアルコールで拭きとるタイプになります。
⑪サニタリーボックス
使用済みのオムツや生理用品、オストメイト交換後のパックなど、においを発しやすいものを捨てるためのごみ箱です。
最近のサニタリーボックスでは直接手を触れなくても蓋が空いたり、消臭機能に優れたものも多くなってきています。
2.トイレにおける自助具
〇片手で切れるペーパーフォルダー(下向きタイプ)
トイレットペーパーを片手で切ることは非常に難しいです。
その困難を解消するために出来た自助具がこちらのペーパーホルダーになります。
また、こちらのペーパーフォルダーはトイレットペーパーを置くだけで使えるのでトイレットペーパーの芯に棒を刺さなくても使用できます。
交換も簡単に出来るのでとても便利な自助具になります。
もともとは片手でキッチンペーパーを切りたいと忙しい主婦の皆さんからの要望でできた商品だそうですが、それをトイレ用にアレンジしたものだそうです。
〇おしりふき棒
こちらは市販品が多く出ており、ネット通販などでも購入が可能なものになっています。
麻痺があると座っていてもバランスを崩しやすく、特にお尻に手を回すなどの動作が苦手になる方も多くいらっしゃると思います。
そんな時におしりふき棒があるとバランスをくずすことなくお尻をふくことができるようになります。
こちらは先端がシリコン製でトイレットペーパーをはさみ、お尻をふけるという自助具です。
その他にも自助具ではありませんが、最近ではウォッシュレットのボタンと一緒にトイレを流す用のボタンがついたリモコン式のトイレや、人が来たことを検知して自動的にトイレの蓋を開けてくれるようなトイレも多く出てきています。
いかがでしたでしょうか?
トイレ動作は生活する上でとても重要な動作です。
皆様のご家庭でも困っている動作がありましたら
是非、私たちを頼って頂けたらと思っています。
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