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自助具の紹介Part6 入浴編


こんにちは!ストロークジムです。


前回は整容動作の自助具について簡単にご紹介しました。


まだ見てない方はこちらからどうぞ!!


皆さんは浴槽派ですか?シャワー派ですか?

近年、欧米化も進み、自宅で毎日浴槽に浸かる方も徐々に少なくなってきました。


また、ユニットバスの多くが必ずと言っていいほどシャワーが付いています。


そんな便利になった浴室環境ですが、麻痺などの後遺症があると自宅のお風呂に入れない方が多く見られます。


また入れたとしても何かしらの介助が必要なことも多く、日常生活動作(ADL)の中でも自立しにくいのが入浴動作になります。


この浴室環境を行いやすくする多くの道具が福祉用具になります。


その一方で背中が洗えない、足が洗えない等の問題も残されています。


その問題を解決するのが、今回紹介したい自助具となっています。

【目次】


1.浴室環境

浴室環境には浴槽のタイプによって異なります。

タイプは3タイプあり、「和式タイプ」「洋式タイプ」「和洋折衷タイプ」です。

特に「和式タイプ」と「洋式タイプ」で大きく違いがあるのでその2つを説明します。


〇和式タイプ

一番特徴的なのが浴槽の深さです。

浴槽の大きさは長さ8000~1200㎜深さが450~650㎜と狭く深いといったイメージです。


現代でも肩まで浸かれる構造で浴槽の中でも自然に座る姿勢をとることが出来、日本人にとって楽な体勢で全身浴が出来るように工夫されています。


また、全身浴には精神的なリラックス効果もあるとされています。


その高さ故にデメリットがあり、浴槽が高いことで浴槽跨ぎが難しくなります。


半側が麻痺になる方だけでなく、年齢と共に筋力やバランスが衰えていきやすいです。


また浴室環境は水場で滑りやすさという環境もあるため、転倒リスクがあります。


こういった環境で悩んでいる脳梗塞後遺症で悩んでいる方は多いと思います。


その際に用いられる「バスグリップ」や「回転盤のバスボード」、「移乗台」などの福祉用具になります。



〇洋式タイプ

和式タイプとは異なり浅く幅が広いのが特徴的です。

洋式の長さは1400~1600㎜で長く、深さが400~450㎜で浅い造りになっています。


そのため、座って入浴すると肩まで浸かることはできませんが、その代わりに脚をゆったりと伸ばして入浴することができます。


高さが低いと、小さなお子様や年配の方でも浴槽をまたぎやすく、介助が必要な場合でも比較的スムーズに入浴できる点もメリットと考えられています。


その一方で浴槽内は丸みがあるので滑りやすさがデメリットになります。


半側が麻痺をしている場合、滑りやすいと浴槽から立ち上がることが困難になります。


その際に用いられるのが「滑り止めマット」や「浴槽台」、「バスグリップ」必要に応じて「介護用リフト(入浴用)」などの福祉用具になります。



2.入浴動作における自助具3選

上記で説明してきたのは浴槽のタイプとそれぞれの福祉用具について説明しました。


特に半側が麻痺になることで両手動作が行えないことが多く、介助が必要となりやすいです。


しかし、その介助されていた動作を「自力で行いたい!」と考え発明されたのが自助具となります。


その自助具を3つご紹介します。


〇ループ付きタオル

片手が麻痺して使いにくい場合、両手でタオルを動かす動作が必要な背中の洗体動作は難しくなります。


特に麻痺が軽度でも右手と左手を交互にリズム良く背中側で動かすことは難しいです。


麻痺していない方の手は力が入るけど麻痺側の手は力が入らない等あると思います。

その際に使われるのがこちらのループ付きタオルになります。


市販されている物はタオルではなくスポンジやナイロンゴムになっているものもあります。


こちらは麻痺側手に輪を通して背中に当てて擦ることで背中が洗いやすくなります。



〇シリコンブラシ(ヘアブラシ、頭皮マッサージブラシ)

こちらは市販のものになりますが、自助具というよりは便利グッズに近いかもしれません。


こちらは頭皮のマッサージやケアするために使用されている方も多い道具になります。


片手が麻痺によって腕が上がらないことや指先が曲がってしまう等の方々におすすめです。


麻痺している手が上がらない、開けないとなると麻痺していない手で頭皮ケアや洗髪を行うことになります。


ですが、麻痺していない手は必要以上に力が入り過ぎてしまうことがあり、頭皮を傷つけてしまいます。


また力をあまり使わず使うことが出来るので洗髪をするのにも楽になります。


ネットショッピングでは足を洗う用のシリコンブラシなどもあるようです。


シリコンの太さや泡立ちの良さ等々商品によって様々なのでご検討が必要かと思います。

〇片手用シャンプー

こちらは片手でシャンプーが出せる自助具になります。

シャンプーの口にチューブがついたタイプの自助具になります。


このほかにも片手でシャンプーが出る壁付けのディスペンサーなどもあります。




最近では色々な便利グッズも増えているので自分の生活に合った自助具や便利グッズの購入をお勧めします。


いかがでしたでしょうか?

入浴を行う場面でいろいろと検討されている方は参照して頂けたら幸いです。


また、具体的な練習方法はどうすればいいのか?等々ありましたら

是非、私たちを頼って頂けたらと思っています。


麻痺があっても使える自助具は多くあります。


次回は「トイレ動作における自助具」を紹介していきますので楽しみにしてくだい。


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