脳梗塞や脳出血などになるとまずは、治療として急性期病院、次にリハビリを中心に行う回復期病院、その後にご自宅や施設などに退院するという形が一般的になっています。
最近では自宅に帰ってからももっとリハビリをしっかりとしたい!というお声の下、ストロークジムでは自費リハビリとして、皆様のお役に立てるように関わらせていただいております。
しかし、実際にお家に帰ってからリハビリをしよう!と思っても、どんなリハビリ方法があるのか?どこで受けることができるのか?などわからないことが多くてインターネットやかかりつけ医に相談する、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回はご自宅に帰ってからのリハビリに関わる様々な療法についてご紹介していきたいと思います。
4回に分けて、“ボツリヌス治療法”、“ロボットリハビリ”、“経頭蓋磁気刺激療法”、“幹細胞治療”についてご紹介していきたいと思います。
今回は“経頭蓋磁気刺激療法”についてご紹介していきたいと思います!
目次
経頭蓋磁気刺激療法ってどんな治療?
経頭蓋磁気刺激療法はrTMS(repetitive Transcranial Magnetic Stimulation)とも呼ばれる治療法です。
rTMSとは、特殊な8の字コイルや円形コイルを使用し、磁気刺激を脳に局所的に当てることで、脳の神経活動をコントロールする非侵襲的な治療法です。
脳梗塞以外にも、
うつ病
統合失調症
などの精神疾患の治療にも用いられています。
ただし、磁気刺激を脳に当てることで神経活動などをコントロールすることから、神経活動が影響しやすいてんかん発作などがある方については注意が必要となっています。
どんな効果があるの?
脳梗塞や脳出血になると、損傷した部位の脳神経は活動を停止、もしくは停滞しています。
損傷を免れた箇所も損傷した箇所を補うために活動量を増していることがあり、過活動となることも少なくありません。
神経活動が停止した状態であれば、手足が動かなくなるなどの後遺症はわかりやすいかと思いますが、過活動になるとどんな不利益があるのかについてはあまり知られていません。
脳は左右の大脳半球にわかれていますが、脳梁という部分で左右をつなげています。
片方が活動を停止、もしくは停滞した状態になるとその機能を補うために反対側が活動量を増しますが、この反対側の神経の過活動はしばしばミラームーブメント(鏡像運動)という現象を引き起こしてしまいます。
ミラームーブメントとは、損傷した側の運動を頑張りすぎることで反対側(損傷の無い側)の手足などにも同じように努力性の運動がみられることを指します。
このようにミラームーブメントが起こることで本来、障害がなかったはずの手足にも力が入りすぎてしまう、調整が難しくなってしまうなどの症状がみられることがあります。
そのため、損傷した箇所の神経活動を賦活する、過活動となっている箇所の活動を抑制することで麻痺した手足の動きを改善するために必要な神経活動を促すことができるようになります。
rTMSではこのミラームーブメントを抑制する役割を担うこともあり、脳梗塞の治療法として有効とされています。
どこで受けられるの?
rTMSの治療を受けるためには、まずは医師の診察が必要になります。
rTMSを受けるためには避けるべき疾患や症状があり、細かい点や受けても副作用が起きないか、起きた場合の対処をするためにも医師の診察が必要になります。
診察・治療が受けられる施設は、北海道内でもいくつか受けられる病院があります。
お近くの病院で受けられるかどうかホームページやお電話でご確認してからご予約・受診をしてみましょう。
また受診だけでなくrTMS治療では磁気刺激を与えるだけでなく、並行してリハビリを行うことでより、効果を発揮します。
rTMSと併せてリハビリを実施してくれる施設を選択するようにしましょう。
その他にもrTMSを受けた後にもリハビリを継続することで、より効果を持続したり、改善につなげやすくなったりすることも多くあります。
リハビリはお身体に合った環境・運動方法を選択して行うようにしましょう。
ストロークジムでは、
「お一人お一人に合わせたオーダーメイドのリハビリをマンツーマンの完全個別対応」
で受けることができます。
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