歩行速度UP!?“歩く力”を伸ばす方法!!―歩行能力低下の原因編―
- strokegym
- 2025年6月5日
- 読了時間: 5分

最近の北海道は暖かくなり、屋外で歩くには気持ち良い季節になってきました!
しかし、冬の間家の中にいることが多く、あまり運動していなかったことで体力や筋力が落ちて歩くのが遅くなったり、ふらつきが増えたなんてことありませんか?
そこで今回は歩く速度Upに繋がるかもしれない歩行のトレーニング方法や歩行速度が落ちてしまう原因などについて4部に分けてご紹介していきたいと思います!
初回の今回は【歩く速度が落ちてしまう原因】についてご紹介していきたいと思います!
目次
標準的な歩く速度について
まず、「歩行速度」とはどれくらいが標準なのか、ご存じでしょうか?
1秒間に1メートル(1.0m/s)以上で歩くのが平均的とされています。
たとえば、横断歩道の青信号の点灯時間は、1.0m/sを想定して設計されていることが多く、「歩く速度が遅いと、信号が変わる前に渡りきれない」という事態が起こり得ます。
また、歩行速度は1.0m/s未満の歩行速度は“フレイル(虚弱)”や転倒リスクの指標ともなっています。
特に脳卒中(脳梗塞/脳出血)後の方では、片麻痺やバランスの問題などにより、0.4〜0.6m/s以下まで低下していることも珍しくありません。
転倒リスクの指標
0.8m/s以上 | 自立した屋外歩行が可能。買い物なども可能も転倒には注意が必要 |
0.4~0.8m/s | 一部屋外歩行が可能。 |
0.4m/s未満 | 移動が屋内にとどまることが多く、屋内でも転倒に注意が必要 |
歩く速度が落ちるとどうなるの?
歩行速度の低下には、日常生活へのさまざまな影響があります。
外出機会が減る
「歩くのに自信がない」「疲れやすい」と感じることで、外出すること自体が億劫になってしまいます。
外出しないことでさらに人との関わりや活動量の低下等、社会的、精神的な低下に陥ることも少なくありません。(フレイルの負の悪循環)
また、【エスカレーターに乗れない】、【信号を時間内にわたり切れない】などの問題があり、さらに外出頻度が減ってしまう場合があるので、一定の歩行速度は転倒以外にも社会参加、活動量維持のためには必要になります。
転倒リスクが高くなる

歩幅が狭く、すり足になることで、小さな段差や障害物に引っかかりやすくなります。
一定の速度で歩くと脳が歩行に必要な操作を単純化し、効率よく体を動かすことができます。
しかし歩行速度が落ちると身体を動かすのが努力的になってしまったり、効率が落ちることで疲れやすくなってしまったりすることがあります。
特に脳卒中(脳梗塞/脳出血)後の後遺症により麻痺がある方の場合、左右の手足の動きがバラバラになってしまったりすることでより努力的な動きになってしまう場合があるので注意が必要です。
速度が落ちる原因
麻痺側の足をうまく出せない
脳卒中後は、片麻痺によって足を前に出す動きや、地面から持ち上げる動き(背屈)が難しくなります。
足を引きずる
足が上がらず段差に引っかかる・左右のバランスが不安定
足が前に出にくいので、足を振り回すように歩く(ぶん回し歩行)
こうした状態では、一歩一歩が慎重にならざるを得ず、自然と速度が落ちてしまいます。
バランスを取るのが難しい
麻痺下側の足に体重を乗せることが怖く、非麻痺側の足を前に出す際に歩幅が極端に小さくなるケースが多くあります。
また、体幹も手足と同様に麻痺している場合が多く、その場合、体の軸がブレることで、「ふらつき」「左右に揺れる歩行」が見られ、転倒防止のために慎重な歩き方を選んでしまうことが多いです。
姿勢が崩れている
体幹の筋力やバランス能力が低下すると、背中が丸まる・顔が下を向く・肩が前に出るといった姿勢になります。
重心が前にずれて足が出しにくい
つまずきやすくなる
視野が狭くなって危険に気づきにくい
といった問題が生じ、歩行効率が悪くなります。
また麻痺側の足がつっぱったようになることで骨盤の高さが変わり、より歩きにくさを感じるという場合もあります。
感覚が低下している
麻痺側の感覚が鈍いと、「今、どこに足があるのか」がわからず、出すタイミングがずれてしまいます。
また、感覚の低下により、「足がしっかりと地面についている」「体を支えている」という感覚も鈍くなってしまうと過剰に力を入れてしまったり、逆に力が入らず膝が折れてしまうということも歩行速度の低下の原因になります。
注意力の低下
脳卒中(脳梗塞/脳出血)の後遺症の1つに【高次脳機能障害】と言われる症状があります。
注意機能や目的遂行能力などの障害の他に疲れやすさ(易疲労性)や地図を見る能力(地誌的見当識)など様々な能力に障害が起こります。
その中でも、
注意力が散漫で周囲への反応が遅い
目的地を見失いやすい
といった“認知的な遅れ”も、歩行に影響します。
転倒への不安が強い
転倒経験がある方は、「また転ぶかもしれない」という恐怖心から、無意識に歩き方が慎重になります。
それにより、
歩幅が小さくなる
歩行リズムが不自然になる
すり足になる
といった現象が起こり、結果として歩行速度が落ちてしまいます。
今回ご紹介した他にも歩行速度や歩行能力が低下する原因はあります。
1つだけではなく複数の原因がある場合もあるので、まずはご自身の歩行速度がどれくらいなのか、どうして歩行能力が低下しているのかを把握し、トレーニングを行うようにしましょう。
歩行能力の検査やトレーニングの選定については担当のリハビリスタッフや専門家(理学療法士・作業療法士など)と相談して決めるようにしましょう。
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