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身体をほぐす!お家でできる手のセルフストレッチ!



脳梗塞の後遺症により、運動麻痺や感覚障害などの影響により腕が固まってしまった、動かしにくくなってしまったという方のお話を聞くことが多くあります。


今回は、腕が硬くなった、力が入りすぎてしまうという方のストレッチの仕方や、ほぐし方について肩、腕、手のひら、腕全体の4パターンに分けてご紹介していきたいと思います。


3回目の今回は手(手のひらや指)のストレッチ方法やほぐし方についてご紹介していきたいと思います。


目次


手の筋肉

手の筋肉は手のひらの中にある筋肉(手内在筋)と手のひら以外にある筋肉(手外来筋)の2種類があります。

手内在筋では、




  • 背側・掌側骨間筋

  • 虫様筋

  • 母指・小指対立筋

  • 小指外転筋

  • 短小指屈筋

  • 短母指屈筋

  • 短母指外転筋

  • 母指内転筋

があります。


手外来筋では、



  • 撓側手根屈筋

  • 長掌筋

  • 尺側手根屈筋

  • 長・短撓側手根伸筋

  • 尺側手根伸筋

  • 浅指・深指屈筋

  • 総指伸筋

  • 示指伸筋

  • 小指伸筋

  • 長母指屈筋

  • 長母指伸筋

  • 短母指伸筋

  • 長母指外転筋

があります。


これらの筋肉は複雑に作用し、手首や指の複雑な動きに関与しています。


脳梗塞の後遺症である運動麻痺などの影響により、これらの筋肉が固まってしまうと、指が曲がったまま動かない、握りこんでしまう、手首が反らなくなるなどの影響がみられるようになります。


特に“屈筋”とつく筋肉は力が入りやすく、伸びにくいことが多くあります。


さらに、手内在筋は動かされる頻度が減りやすく、筋肉自体が萎縮してしまうことが多くあります。


硬い筋肉をほぐすだけでなく、萎縮している筋肉を伸ばしたり動かしたりすることで筋肉に刺激が入り、徐々に活発化することもあります。


手のストレッチでは“ほぐす”、“動かす”の両面を意識して行うようにしましょう。


手のストレッチ方法

指開きストレッチ

【目安回数】

10回×2セット


【方法】



  1. 手を机の上に乗せます

  2. 中指を中心に他の指を横に広げます

  3. 片手で動かすことが難しい場合は反対の手でサポートしましょう


指伸ばしストレッチ

【目安回数】

各指10回×2セット


【方法】


  1. 机の上に手を乗せます

  2. 反対の手で指を1本ずつ伸ばしていきます

  3. 伸ばすときに指先ではなく根元から伸ばすようにしましょう


手首ストレッチ

【目安回数】

30秒×3セット


【方法】




  1. 指の根元付近を反対の手で押さえます

  2. 手のひらが正面に向くように返します

  3. 肘をしっかりと伸ばし、手首が90°近くまで返るようにしましょう


親指ストレッチ

【目安回数】

10回×2セット


【方法】



  1. 反対の手で親指を握ります

  2. 親指の根元から動くように回します

  3. 反対周りも同様に行います


手のひらストレッチ

【目安回数】

30秒×2セット


【方法】



  1. 反対の手の親指で手のひらを押します

  2. 各指の付け根や手のひらを押すようにしましょう

  3. 気持ちいい程度の力で押すようにしましょう


このほかにも手のストレッチ方法はあります。

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