春になると旬の食べ物が増え、食欲も増してきますよね。
ご飯を食べる、会話するという行為の中で欠かせない器官が『口』になります。
今回は『口』に関わるリハビリとして、4回に分け口腔ケア、口腔マッサージ、発話トレーニング、咀嚼・嚥下トレーニングについてご紹介していきたいと思います!
第2回目の今回は口腔マッサージについてご紹介していきたいと思います。
目次
口腔マッサージとは?
口腔マッサージとは、嚥下や発話をする際にスムーズに行えるように舌や口腔内の筋肉、唾液を作り出すための刺激を行うためのマッサージになります。
脳卒中(脳梗塞/脳出血)の後遺症の1つとして発話・嚥下障害等がみられることが多くあります。
これらの障害では言葉が出にくくなるだけでなく、言葉を発することが少なくなることで口の周りの筋肉や唾液腺の機能が低下してしまうことがあります。
これらの筋肉や唾液腺の機能が低下することで、さらに飲み込みにくさ(嚥下障害)や話にくさ(構音障害)などの二次的な症状を引き起こしてしまうことがあります。
予防をするため、もしくは口の中の機能を回復させるためにも口腔マッサージは積極的に行う必要があります。
唾液腺のマッサージについては前回のブログ(口の健康は体の健康!口腔ケアが重要なワケ!)をご参照ください。
今回は口腔内の筋肉や舌の刺激をする方法についてご紹介していきたいと思います。
口腔マッサージの方法
口腔マッサージを行う際にはガーゼや上の写真のようなスポンジブラシ等があると行いやすくなります。
指で直接行わず、グローブやガーゼなどで手を衛生的に保った状態で行うようにしましょう。
舌のマッサージ
方法
舌をガーゼなどでつまむ
舌を伸ばすように軽く引く
引いた状態でゆっくりと舌を左右に動かす
頬の筋肉のマッサージ
方法
水で湿らせたガーゼを指に巻く
指を口の中に入れ、ほほの内側で円を描くようにマッサージする
反対の頬の裏側も同様にマッサージする
歯肉マッサージ
方法
水で湿らせたガーゼを指に巻く
歯の内側、外側ともにゆっくりと歯茎をなぞるようにマッサージする
上下ともに行う
上顎と下顎のマッサージ
方法
水で湿らせたガーゼを指に巻く
上顎の奥から手前になぞるように全体をマッサージする
下顎は舌を持ち上げ全体を指で軽く押しながらマッサージする
※上顎や下顎は雑菌が繁殖している場合が多いので、マッサージをしながら口腔ケアをしっかりと行いましょう。
このほかにもマッサージの方法や顔の筋肉を刺激する方法はあります。
お身体の状態や嚥下、発話の状況に合わせてトレーニングやマッサージの方法を選ぶようにしましょう。
どのようなトレーニングやマッサージが良いのかを選ぶ際には担当のリハビリスタッフや専門家(言語聴覚療法士、作業療法士等)とご相談しながら決めていきましょう。
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