こんにちは!ストロークジムです。
前回は容器や食事動作の周辺環境について簡単にご紹介しました。
まだ見てない方はこちらからどうぞ!
今回は服です。その服を着替える動作にも多くの自助具があります。
着替えは上下もあれば、用途によって外出用・パジャマ着等あります。
また、ファッションといった意味ではボタンやファスナー、ホック、ベルトなど様々です。
人によってはブローチやネクタイピン等も含むかと思います。
今回はそんな数多くの装飾品があり、複雑な動作の更衣の自助具についてご紹介したいと思います。
1.更衣動作に使用する自助具
〇ボタンエイド
ボタンを通す際に両手の指先が使えないとボタン操作は非常に難しいです。
特に片麻痺の方に関して器用な方は自助具なしでも行えたりするのですが、時間がかかってしまうこともあります。
そのため、こちらの道具を用いて自力で行えるようにする道具です。
麻痺側で行うより非麻痺側で訓練することが多いです。
〇ファスナーの自助具
ファスナー関してはつける場面と上げる場面が非常に難しいです。
そのため、衣服そのものに加工が必要なこともあります。
イラストに乗せているのはファスナーに「カードリング」を取り付けたものになります。
また、ファスナーの下にあるのがミシンや手縫いでファスナーが開かないように糸で止めてあるものになります。
開きが難しい場合はかぶりシャツのようにかぶって行うに越したことはないかと思います。
〇ズボンをはくための自助具
ズボンをはく際に片手で行う場合は麻痺している足を持ち上げて1足ずつズボンの裾を通していく必要があります。
また、ズボンの裾の部分が捻じれてうまく通せないこともあります。
そんなときはこちらの自助具を使ってください。
こちらの自助具を使うことでズボンを遠くに飛ばし、引っ張る時にズボンの履き口が整って裾を通しやすくしてくれます。
難点は洗濯ばさみの強度が弱い場合はすぐ取れてしまうこと、麻痺した足が床から自力で上げることができる人が条件になるかと思います。
いかがでしたでしょうか?
更衣を行う場面でいろいろと検討されている方は参照して頂けたら幸いです。
また、具体的にはどうすればいいのか?や更衣動作をみてほしいという方は
是非、私たちを頼って頂けたらと思っています。
次回は「自助具の整容」を紹介していきますので楽しみにしてくだい。
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