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脳梗塞後遺症における"自分の内部を感じる感覚"②・・・「前庭覚」について








こんにちは!ストロークジム札幌です。


私たちは普段「五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)」を使って外の情報をキャッチしています。


先日のブログでは、「自分の内部を感じる感覚」として「固有覚」について解説しました。固有覚とは、例えば生活動作の中で自分の身体がどのように動いているのかなどを感じる機能です。


是非こちらから前回のブログもご覧下さい。



今回は、もうひとつの「自分の内部を感じる感覚」である「前庭覚」について説明します。



【目次】




「前庭覚」とはなにか


「前庭覚」とは、主に身体の傾きや身体が動くスピードを感じる感覚のことで、

耳の「内耳」というところにある「三半規管」等で感知され、脳に伝えられます。


「平衡感覚」というと聞いたことのある方も多いかもしれませんね。

さらに、「前庭覚」は眼球運動や姿勢の保持、覚醒などにも関与しています。



例えば、私たちがキャッチボールをする時、脳は


「どの方向にどれだけ手を伸ばせばキャッチできるか」

「タイミングよくキャッチするためにはどのくらいの速さで動けば良いか」


などを無意識のうちに判断しています。



このとき、主に「前庭覚」を使って運動や姿勢を調整しているのです。これがうまくいかないと、見当違いの場所に身体を傾けてしまったり、ボールに手を伸ばした時の身体の傾きに対応できず、バランスを崩してしまいます。


仮に、脳梗塞後遺症やその他の要因で、最初はうまくキャッチできなかったとしても、

前回の記事でお伝えした「脳のフィードバック機能」を使って、

失敗や成功の情報をインプットしながら、少しずつ脳と感覚のマッチングをしていきます。


これは、「キャッチボール」といった特別な運動に限らず、座る、立つ、歩くなどの生活動作でも同じです。


耳の中にある小さな感覚受容器ですが、「脳」と「身体」の調整役として、とても大切な役割を果たしているのですね。




「リハビリ=運動」だけではない


このように、感覚と運動は、大きく関係しています。

「リハビリ」というと「頑張って運動する」「弱った体を強化していく」というイメージが強いかもしれませんが、それだけではありません。


もちろん「運動」も大切ですが、私たちが、外の「状態」や「状況」などに応じて適切に動くためには、「運動」と同じくらい「感覚」も大事なのです。




「体が傾いている」と言われたら、感覚に耳を傾けよう!


脳梗塞後遺症の方が最初に遭遇する課題のひとつに

「真っ直ぐ座る」「真っ直ぐ立つ」というのがあります。

やはり多くの方が「自分はこれが真っ直ぐだと感じる」とおっしゃいます。

このとき、自分の内部の感覚に、もう少し耳を傾けてみましょう。


例えば「真っ直ぐ座っている」と感じるとき、左右の肩はどちらが座面に近いと感じるか、左右のお尻はどちらに体重がかかっていると感じるか、どちらの足裏が、地面にしっかりついていると感じるか、などです。


不思議なことに、「真っ直ぐ座っています」という方でも、

先ほどの質問をすると「そういえば、右肩の方が下にあるな」とお答えになったりします。

感覚に耳を澄ますと、それまで分からなかったものが分かってくるのです。


長年一緒にやってきた「脳」と「身体」です。脳梗塞後遺症となっても、うまくタッグを組んで歩んでいけたら良いですね。




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