【脳梗塞と水分摂取】暑い時期が過ぎても油断大敵です

みなさんこんにちは。ストロークジムです!


札幌は昨年に比べ過ごしやすい夏だったように感じますが、それはそれで少し物足りなく感じております。


さて、今回の記事では、「水分摂取」について解説します。



涼しくなると、夏の時期に比べ喉の渇きも薄れ、あまり汗をかかなくなったなと思うためついつい水分補給がおろそかになりがちです。


しかし、今の時期も夏の炎天下ほどではないにせよ、実は沢山汗をかいているのです。


これからの時期は冬に向けて空気が乾燥してくるため、汗をかいてもすぐ蒸発し、汗をかいていないと勘違いしてしまうのです。

そのため、秋は水分補給を怠る方がおおいため夏よりも水分不足になる可能性が高いともいえるのです。涼しくなった秋だからといっても、やはり適切にしっかりと水分補給をする必要があります。



脳梗塞と水分摂取

脳梗塞の発症にはさまざまな要因がありますが、代表的なもののひとつに「脱水」があります。

私たちの身体は、約60%が水分です。脳梗塞予防という点でみると、血液の90%は水、脳の80%は水なのです。水分不足になると、これらにも影響があるのは想像がつくと思います。

体内から水分が失われることで、血液中の水分も減ってしまい、血管がつまりやすくなるのです。煮物などを作る際、煮汁の水分を飛ばしていくと、少しずつドロドロと粘性が上がっていくのと同じですね。

脳梗塞の中でも特に、「ラクナ梗塞」や「アテローム性脳梗塞」は脱水との関連が深く、これらの脳梗塞後遺症の方や、たとえ後遺症がなくても、これらの脳梗塞の既往がある方にとっては、水分量は特に重要といえます。


カラダが喜ぶ水分の摂りかた

こういった、「脱水による脳梗塞」を予防するためには、当たり前ですが「お水を飲むこと」が一番です。

1日に摂ったほうが良い水分量は、1〜1.5ℓといわれています。これだけ聞くととても多いような気がしますが、無理のない量で頻回に摂るようにすれば、そこまで大変ではありません。「少しずつの積み重ねが大事」なのは、リハビリと一緒ですね!


まずは、コップ1杯(150〜200ml)のお水を1日に7〜8杯飲むように意識してみてください。普段の生活で摂取するのは普通のお水で構いません。運動後や入浴後など、いつも以上に汗をかいたときは、市販のスポーツドリンクや経口補水液もお勧めです。自宅になければお水に砂糖や塩を溶かしたものでも構いません。砂糖を黒糖などにすれば、カルシウムやカリウムなどのミネラルなども効率よく摂取することができます。


食事も大事です

補足ですが、これは1日3回の食事からも水分が摂取されているという前提での数値です。

私たちは、1回の食事からも、300〜350ml程度の水分を摂取しています。「暑くて食欲がない」といった理由で食事を抜いてしまうのは、実は血液ドロドロを加速してしまうリスクもあり注意が必要です。

特に、脳梗塞の後遺症などで嚥下障害がある方や利き手交換をした方などにとっては、食事もやや億劫に感じることもあるかもしれませんが、ゼリーやフルーツなど、食べやすいものを工夫しながら3食きちんと食べるようにしてください。


(なお、脳梗塞の再発予防やリハビリ効果の最大化という観点から、ストロークジムでは管理栄養士による相談対応も可能となっております。)



おわりに

ぜひ、「喉が乾いたなぁ」と思う前に、意識して水分を摂取してください。カフェインを含むコーヒーや紅茶、またアルコールなどは利尿作用があるため、体内の水分を排出してしまい逆効果です。ほどほどに楽しむようにしてください。


また、今回の「意識的な水分摂取のススメ」は、心不全などで水分摂取量が制限されている方は含みません。基礎疾患がある方は、医師の指示に従いお身体に合った量を摂取するようにしましょう。