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麻痺した手を使うことが大切!重症度別!日常生活場面での麻痺手の使い方!



年末に差し掛かり、大掃除や新年の準備などたくさんやることが増えてきて、大変な日々が続きますね。


さて、ストロークジムでは今年1年も、皆様のお役に少しでも立てるように様々なブログを発信させていただきました。


2023年最後のブログでは麻痺手を使う必要性についてご紹介していきたいと思います。


目次


麻痺手を使う必要性

麻痺があると体を動かしにくくなります。


しかし、麻痺があるからと言って全く使わない、動かさない状況が続くと麻痺している手は“廃用手”と言われる、全く動かせない手になってしまうことがあります。


特に麻痺が重度で握る、開くが全くできないからという方に多く見られやすいですが、少し動かしにくいという中等度の麻痺の方でも、使わない期間が長くなるにつれ、麻痺の重症度が悪化してしまったという方もいます。


このように使わなくなった手というのは能力が落ちやすく、改善するためにもかなりの労力が必要になります。


そのため、普段から麻痺手を使用することが必要になります。


普段から使うことを意識するとどのように手を使うのか、使う中で力の入れ具合や腕の角度、関節の動かし方を意識することができます。


これらの動きを意識していくことで脳の神経を賦活し、筋肉の力の滑らかな動きや動きの切り替えが行えるように体が学習していきます。


始めは意識して使うことが必要になりますが、徐々に無意識にでも麻痺側を使用することができるようになることが理想的と言えます。


麻痺手を使う日常生活場面

麻痺が重いと日常生活の中でどのようにして使えばよいのか?と考える方も多くいらっしゃると思います。


麻痺手を使う際には、何かを操作する、つかむだけではなく、“押さえる”、“目に見えるところに置いておく”だけでも構わないのです。


中等度~軽度の方は積極的に麻痺手を使うように意識しましょう。


利き手であれば、操作の練習として細かい作業を取り入れながら、非利き手であれば物を押さえる、持ちあげるなどの固定として使用するように意識しましょう。


では具体的に重症度別に生活場面での使い方についていくつかご紹介していきます。


食事



重度

  • 机の上に乗せる

  • 食器が動かないように横から押さえる

中等度

  • 食器が動かないように手を添える

  • 自助具などを使い、スプーンの操作などを行う


軽度

  • 食器を持ち上げる

  • 箸やスプーンなどを使う


重度の場合は主に固定することで使うように意識しましょう。


中等度~軽度の場合は利き手であればなるべく箸やスプーンの操作をするようにしていきましょう。


また非利き手の場合では食器を押さえることが必要になりますが、机の上から浮かせる、お椀の持ち方を工夫するなどして麻痺手を使用するようにしましょう。


着替え



重度

  • 袖を通すときに通しやすいように腕を伸ばすように意識する


中等度

  • 靴下を両手で履くようにする

  • ズボンの上げ下ろしを両手で行う

軽度

  • ボタンを両手で操作するようにする

  • 靴ひもを両手で結ぶように意識する


着替えの場面では服を動かすことが中心になります。

なるべく両手で操作することを意識するようにしましょう。


このように少しもしくは主体的に麻痺手を使うことを意識するようにしていくことが大切です。


今回は一部の日常生活での使い方についてご紹介しましたが、他にも麻痺手を使う方法はたくさんあります。


まずは、お身体の状態や生活スタイルに合った動きを選択することが大切になります。


日常生活で使いつつ、リハビリでもしっかりと動かす練習をしていくことで動きの改善に繋がりやすくなります。


運動方法や生活場面での使い方などについてのご相談について、お気軽にご連絡いただければと思います。


ストロークジムでは、

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