
皆さんリハビリに関わる制度ってご存知ですか?
リハビリを受けるにあたり、“保険”を使っていることは知っている方も多くいらっしゃるかと思いますが、使える保険は様々です。
また保険によって使える“サービス”にも違いが出てきます。
今回はリハビリに関連する制度や使えるサービスについてご紹介していきたいと思います!
目次
リハビリに関わる3つの社会保障制度
病気やけがから回復するためには病院にかかり、医師の診断や検査、手術や薬の処方、リハビリなど様々な治療方法があります。
特に脳卒中や交通事故、加齢に伴う障害などで身体機能が低下した場合、長期間のリハビリを受けなければ自宅に帰っても生活することが難しい場合があります。
ここで重要なのが「医療保険」、「介護保険」、「障害者総合支援法」という3つの社会保障制度です。
それぞれの制度がどのようにリハビリに関わってくるのかをご紹介していきたいと思います。
医療保険とは
医療保険は、病気やけがの治療に必要な費用を軽減するための制度です。
日本では、すべての住民が医療保険に加入することが義務付けられており、医療保険には「健康保険」と「国民健康保険」の2つがあります。
健康保険と国民健康保険の違い
項目 | 健康保険(健康保険組合) | 国民健康保険(国保) |
対象者 | 主に会社員、公務員 | 自営業、フリーランス、無職、退職後の人 |
運営主体 | 企業・団体(健康保険組合)または協会けんぽ | 市区町村(地方自治体) |
保険料 | 給与から天引きされ会社と個人で半分ずつ負担 | 基本的に前額自己負担(年金生活者などは一部助成される場合あり) |
医療保険を利用しリハビリを受ける場合、医師の指示に基づいてリハビリが行われますが、この時に負担する額は比較的少ない自己負担(1~3割)でリハビリを受けることができます。
医療保険で受けられるリハビリでは主に
入院して行われるリハビリ(急性期・回復期リハビリなど)
外来リハビリ(通院)
訪問診療による訪問リハビリ
があります。
介護保険とは
介護保険は、主に高齢者や介護が必要な人々を支援する制度です。
65歳以上の高齢者や、40歳以上で特定の病気により要介護状態になった場合に適用されます。
介護保険は、リハビリを含むさまざまなサービスを提供し、自立した生活を送るための支援を受けることができます。
介護保険を利用するためには、市区町村での要介護認定を受ける必要があります。
認定を受けることで、訪問リハビリやデイサービス施設でのリハビリなど、リハビリサービスを受けることが可能になります。
リハビリ以外にも介護保険で受けられるサービスには以下のようなものがあります。
介護用品の貸与
住宅改修費補助
訪問介護
入所施設の利用(長期・短期)
在宅医療・訪問診療など
詳しくは“厚生労働省 介護事業所・生活関連情報検索(介護サービス情報公表システム)”をご参照ください。
介護保険制度は、高齢者が自立した生活を維持できるよう、リハビリや上記のような介護サービスを幅広く提供し、自宅での生活を支援する制度となっています。
障害者総合支援法とは
障害者総合支援法は、障害を持つ人々が地域で自立した生活を送るために必要な支援を提供する法律です。
あまり聞きなれない法律かと思いますが、障害者総合支援法では、障害者が必要とするリハビリや生活支援を受けるために活用されます。
さらには日常生活用具の貸与など、さまざまなサービスを受けられるようになります。
リハビリを受けるためには、まず障害者手帳を取得することが前提となります。
その後、必要なサービスを地域の福祉サービスを通じて受けることができます。
この法律では、地域で生活できるように支援することが最も重要な目的であり、リハビリもその一環として提供されます。
障害者総合支援法は、障害を持つ人々が社会参加できるよう、就労支援や地域での生活支援を重視しており、リハビリもその一部として包括的に支援されています。
今回は、皆様が普段利用されている、もしくは今後利用できる法律についてご紹介させていただきましたが、年齢などによりご利用できるものとできないものがあります。
またご利用にあたり、市区町村に申請いただく必要があるものもありますので、詳しくは市区町村の窓口にお問い合わせください。
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