歩行の姿勢・安定性向上へ!【杖にはどのような効果があるのか】まとめました



脳梗塞後遺症リハビリセンター STROKEGYM 札幌です!


北海道は気温差の影響から路面状況が悪い日が多いですね。

夏と比べると冬の方が歩く時にふらつきを感じる方も多いので転倒には十分に注意をして

外出をするようにしましょう。


今回は「杖にはどんな効果があるの?」というテーマでお話をしていきたいと思います。

杖は脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患の方だけではなく、たくさんの方が使用しています。


皆さんはなぜ「杖を使うのか」を考えたことはありますでしょうか?


杖を使うことによるメリットやデメリットを知ることで自分には杖が必要かどうかの判断基準のひとつになりますので、今回の記事を読んで杖についての知識を増やし、転倒の無い良い生活を送ることができるように頑張っていきましょう!



〇杖にはどんな種類があるの?

下の図のように、杖にはたくさんの種類があります。

他にも様々の形の杖がありますがそれぞれの杖に特徴があり、複数の種類がある杖の中から各疾患に合わせて適切な杖を選択していくことが必要になります。



杖の種類や高さが合っていないだけで「歩く姿勢や安定性」が大きく変化してしまうので

適切に杖を調整することが安全な日常生活を過ごすことに繋がります。


「杖を使っているけれどなんだか歩きにくい」という場合には適切な調整が行われていない可能性があるので、普段リハビリを行っている施設のスタッフに相談をしてみてください。

相談が出来る場所がない方は当施設にご連絡をいただければご相談に乗らせていただきますのでお気軽にご連絡ください!



〇杖を使用するメリット

杖を使用することで受けられるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?


安定性が高くなる

私たちは普段左右の足で体重を支え、バランスをとっています。

重心が下の赤い枠の中にあればバランスを崩すことはありませんが、赤い枠から重心が出てしまうとバランスを崩してしまいます。

脳梗塞や脳出血や整形疾患など様々な障害が起こると、重心を赤い面の中にとどめる能力が低下し易くなります。そのため、重心が赤い面よりも逸脱しやすくなりバランスを崩してしまうようになります。


そこで杖を用いることで、下の図のように赤い面を広くすることができます。

赤い面の面積が広くなることで重心を赤い面にとどめやすくなり、バランスを崩しにくくなります



悪い方の足で支える時により少ない力で支えることが出来る

⇒脳梗塞や脳出血などの疾患では、麻痺や感覚障害といった症状により麻痺側の足に力が入りにくくなるため、麻痺側の足で体重を支える時にふらついたり、バランスを崩したりする場合があります。

杖を用いることで下の図のように麻痺側の足にかかる荷重量が分散されるため、麻痺側の足で支える時に必要となる力が減ります。麻痺側にかかる荷重量が少なくなることで、麻痺などの症状がある場合でも杖がない時よりも上手く支えることが出来るようになります。


たくさんのメリットがある杖ですが、認知機能や注意機能の低下といった高次脳機能障害がある場合には杖を上手く使えず逆に不安定になってしまう場合や杖を使うことに意識をしてしまい周囲への注意がおろそかになってしまうことがあります。


その方の症状や状態により杖の使用がデメリットとなってしまう場合ありますので、

杖などの補助具を使用する際には普段ご利用されている施設にて専門スタッフにご相談をしていただくと良いと思います!


今回は「杖にはどんな効果があるの?」というテーマでお話をさせていただきました。

当施設のリハビリ体験でも杖の種類や調整はご対応させていただきますので、お困りの方はお気軽に当施設までご連絡ください!