脳梗塞による高次脳機能障害 症状やリハビリについて解説





「高次脳機能障害とはどんな症状なの?」

「どのようなリハビリをすればよいの?」

「高次脳機能障害の方にどう対応すればよいの?」


という疑問をお持ちの方に、脳梗塞による高次脳機能障害について解説します。

高次脳機能障害は、認知や行動の障害を表す包括的な用語なのですが、詳しく分けると特徴的ないくつかの障害があります。


この記事では、代表的な高次脳機能障害の症状やリハビリについてご紹介していきます。




【目次】


脳梗塞による高次脳機能障害の症状


脳梗塞による高次脳機能障害のリハビリ

●記憶障害のリハビリテーション

●注意障害のリハビリテーション


遂行機能障害のリハビリテーション


まとめ




脳梗塞による高次脳機能障害の症状

脳梗塞による高次脳機能障害には様々なものがあります。

症状の例を挙げて以下にご紹介します。


・覚えていた事を忘れたり新しいことが覚えられなくなる「記憶障害」

・注意がそれたり集中できなくなる「注意障害」

・計画的に行動できない「遂行機能障害」

・目で見えているのに空間を無視してしまう「半側空間無視」

・生活の道具をうまく使えない「失行」

・意志に反して行動したり、感情のコントロールができなくなる「前頭葉機能障害」

・身体の一部の認識が障害される「身体認知障害」

・絵が上手く描けない「視覚失認、構成障害」

・服を着ることが困難になる「着衣障害」

・言葉が理解できなかったり表出できなくなる「失語」


このように、高次脳機能障害の症状は日常生活に支障をきたしてしまいます。

これらの症状は、手足などの運動機能に問題がないにも関わらず生じうる障害なので、本人様はもちろん、ご家族様も戸惑ってしまうことが多くあります。



脳梗塞による高次脳機能障害のリハビリ

高次脳機能障害のリハビリテーションは、机上での課題訓練だけでなく、日常生活や社会生活と結び合わせた訓練が大切になります。

ここでは、「記憶障害」「注意障害」「遂行機能障害」のリハビリテーションを例に挙げてご紹介致します。



●記憶障害のリハビリテーション


損なわれた記憶そのものを大きく改善するリハビリテーションは確立されていません。

しかし、何かのきっかけを元に思い出す手段を得たり(手帳、ボイスレコーダー、アラーム、カレンダーなど)、環境面の工夫(電話の側にメモ用紙を準備しておく、財布や鍵などの置く場所を決めておく、どこに何があるかわかるように棚にラベルを貼るなど)により、生活の質を上げていくことは可能です。



●注意障害のリハビリテーション


注意障害は、発症する頻度の高い高次脳機能障害です。

注意障害のリハビリテーションは、注意障害そのものを改善するものと、注意障害が残った場合を考慮してその対処法に向けてアプローチするものがあります。

いずれも、机上の課題(ドリル、ゲーム、パズルなど)を繰り返し行いながら、少しずつ難易度や作業する時間をステップアップしていきます。

また、生活環境への工夫(集中できる環境にするために作業中はテレビを消す、ドアを閉めるなど)も大切になります。



遂行機能障害のリハビリテーション

遂行機能障害とは、物事を効率良く順序立てて計画的に行動することが難しい障害です。

遂行機能障害リハビリテーションの1つとして、「問題解決訓練」があります。

問題解決訓練は、例えば、「4人家族が2週間の快適な旅行ツアーを見つけることを課題として、複数の旅行会社のカタログを比較検討する」、「イタリアの鉄道労働者がストライキをしている時、直ちにドイツに帰らなえればならない、どうすれば良いか?」などの課題を行い、複数の情報を上手く同時に処理する力や、目標に向けて成功するために考える力を訓練していきます。



まとめ

高次脳機能障害には様々な症状があり、生活に結びついたリハビリテーションが大切であることがお分かり頂けたと思います。

高次脳機能障害の症状と、個人の生活背景を十分に考慮しながら、個人に見合った訓練プログラムを行っていくことが重要です。

そのためには、専門的な評価とアプローチが大切になります。


高次脳機能障害のリハビリについて相談がある場合はストロークジムまでお問合せ下さい!