脳梗塞や脳出血などになるとまずは、治療として急性期病院、次にリハビリを中心に行う回復期病院、その後にご自宅や施設などに退院するという形が一般的になっています。
最近では自宅に帰ってからももっとリハビリをしっかりとしたい!というお声の下、ストロークジムでは自費リハビリとして、皆様のお役に立てるように関わらせていただいております。
しかし、実際にお家に帰ってからリハビリをしよう!と思っても、どんなリハビリ方法があるのか?どこで受けることができるのか?などわからないことが多くてインターネットやかかりつけ医に相談する、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回はご自宅に帰ってからのリハビリに関わる様々な療法についてご紹介していきたいと思います。
4回に分けて、“ボツリヌス治療法”、“ロボットリハビリ”、“経頭蓋磁気刺激療法”、“幹細胞治療”についてご紹介していきたいと思います。
今回は“幹細胞治療法”についてご紹介していきたいと思います!
目次
幹細胞とは?
人の体は細胞からできており、1つの細胞がいくつもの細胞に分化して形を作っていきます。
幹細胞はその分化する前の未分化の状態の細胞を指します。
幹細胞と言っても実は3種類あり、1つ目は胚性幹細胞という細胞で、受精卵から分化する細胞です。
胚性幹細胞はあらゆる細胞や生体組織に変化することができることから、損傷した臓器を回復させるために役立つとされ、現在も研究がなされています。
2つ目は胚性幹細胞と似た細胞であるiPS細胞があり、皮膚などから摂取し、胚性幹細胞のように様々な組織や細胞に変換できる細胞です。
3つ目が成体幹細胞と言われる細胞で、こちらは受精卵からではなく、成体、いわゆる大人の体の中にもある細胞です。
成体幹細胞は損傷した臓器や組織の再生・修復に作用する細胞であり、また特定の組織や臓器の日常的な細胞の変換に活用されています。
どの幹細胞も、現在様々な治療法のために研究がなされています。
幹細胞治療のメカニズム
幹細胞治療は現在様々な視点から研究がなされていますが、脳卒中などの神経修復にも作用する可能性について示唆されています。
脳卒中では、脳の神経が栄養や酸素が不足する(脳梗塞)、もしくは脳内の血管が出血し、脳の一部を圧迫する(脳出血)などの原因により一部壊死した状態になってしまいます。
脳梗塞や脳出血のどちらともに経過は違えど、脳の神経細胞の一部が壊死し、神経活動が阻害されてしまうことで手足の麻痺など、様々な症状を呈します。
この壊死した一部の脳細胞を幹細胞で修復、もしくは再生することで改善しようとする治療法が幹細胞治療のメカニズムになります。
幹細胞治療の種類
幹細胞治療では、現在様々な治療法が研究されています。
これらの方法は幹細胞が含まれた薬剤を使用する方法と、幹細胞を培養する上で発生する上清液を使用する方法の2パターンがあります。
どちらを活用するにしても脳卒中の治療では静脈への点滴や脊髄への直接注射を行います。
その際に麻酔が必要になることもあるため、治療時には十分に医師と相談するようにしましょう。
その他にも、肝臓や腎臓の治療、関節炎や免疫系疾患の治療なども研究されています。
また細胞を置換するということからアンチエイジングを目的とした使用方法についても研究されています。
これらの方法はすべて医療保険の適用外となるため、実施の際には全額負担になります。
用途や治療におけるリスク、費用などをしっかりと医師や専門家と相談し、確認してから行うようにしましょう。
また、幹細胞治療では細胞の再生が行われますが、再生に合わせて神経活動を再開させるためにもリハビリが必要になります。
幹細胞治療と並行してリハビリをしっかりと行うことが改善に繋がるため、リハビリの方法についても検討が必要になります。
ストロークジムでは、
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