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脳梗塞の後遺症について―失調症状編―


以前のブログでも脳梗塞の後遺症についての項目がありますが、今回はさらに詳しく見ていきましょう。


脳卒中(脳梗塞/脳出血)の後遺症は“片麻痺”、“失調症状”、“感覚障害”、“高次脳機能障害”、“嚥下障害”が多く見られます。


これらの症状を5回に分け、発生するメカニズムや症状、対応方法についてご説明できればと思います。今回はその中の“失調症状”について書いていこうと思います。


目次


失調症状ってどんな症状?

失調とは国語辞典では、『物事の調子が狂うこと、調和を失うこと。つり合いが取れなくなること』とされています。


脳卒中後遺症でよく言われる失調症状とは主に“運動失調”を指す言葉として用いられます。


では、運動失調とはどんな症状なのかというと主に協調運動障害がおこります。


協調運動障害とは明らかな筋力低下がないにもかかわらず動作がうまく行えない、バランスが取れないなどの症状を指します。


具体的な例を挙げると、コップを持った時に手が震えて口元に運ぶまでに水をこぼしてしまう、真っすぐ立っているつもりなのに震えてバランスを崩して転倒してしまうなどです。


これらの協調運動障害が起こることにより真っすぐ歩けなくなる、すぐ転倒してしまう、食べこぼしが多くなる、細かいものの操作ができなくなるなど、様々な動作が阻害されてしまいます。


また協調運動障害では力の入れ加減も難しくなるため、やわらかいものをつかむ、ゆっくり動かすなどの動作も苦手になります。


どうして失調症状が起こるの?

前回の片麻痺のブログでも少し触れましたが、脳は運動を考えて制御する機能があります。


その“制御”の中に運動を滑らかにするための力加減をするために力が入りすぎないように調整したり、速さを調整したりを行っています。




上記イラストでいうと③に当たる距離感や力加減の制御ができなくなってしまうことで失調症状が起こる原因となります。


失調症状が起こる原因病変を分割してみると

  • 小脳性

  • 脊髄性

  • 前庭迷路性

  • 大脳性

  • 末梢性

があります。


これはそれぞれどこの病変によって失調症状が起こっているかを表しており、それぞれの病変によってリハビリ方法が異なることからMRIやCT、そのほかリハビリ場面でも様々な検査が必要になります。


失調症状の自主トレーニング

失調症状がどこに出ているのかでリハビリの内容は変わりますが、大きく分けて、体幹なのか手足なのかでリハビリ内容は分かれます。


まれに手足にも体幹にも出ているという方もいらっしゃいますが、どちらの自主トレーニングもご確認いただければと思います。


上肢編

上肢の失調症状の場合自主トレーニングとしては肩・肘・手関節の協調性を整える運動と指先の細かい動きを整える運動に分かれます。


①肩・肘・手関節の協調性を整える運動
  • 机に2つの目印を付けます

  • 慣れてきたら徐々に目印の個数を増やしましょう。(2~10個ほど)

  • リズムに合わせて目印を指さしていきます。(メトロノームなどを活用できればなお良しです)

  • リズムは初めはゆっくりから慣れてきたら徐々に早くしていきましょう。(ゆっくり=60BPM程度~早く=100BPM程度を目安に)


②肩・肘・手関節の協調性を整える運動
  • 椅子に深く腰掛けます。

  • ゴムボールやお手玉などを下からゆっくり投げます

  • 目標の輪の中に投げ入れることを意識して山なりに投げます。


③指先の細かい動きの練習
  • ボールを2つ用意します。(ゴルフボールやテニスボールなど小さめのもの)

  • 手のひらの中でボールを回していきます。

  • 慣れてきたら3つにボールを増やしましょう。



下肢編

①足の動きの協調性を整える運動
  • 床に目印を2つつけます。

  • 慣れてきたら目印をふやしましょう(2~5つほど)。

  • 椅子に座った姿勢でリズムに合わせて足先で目印に触れていきます。(メトロノームなどを活用できればなお良しです)

  • リズムは初めはゆっくりから慣れてきたら徐々に早くしていきましょう。(ゆっくり=60BPM程度~早く=100BPM程度を目安に)

  • 慣れてきたら足の裏でボールを踏みながら目印にボールを合わせるようにしていきましょう。


②足の動きの協調性を整える運動
  • 手すりを持ちながら段差に片足を乗せます。

  • リズムよく片足だけを繰り返し上げ下ろしします。


体幹編

①体幹と手足の協調性を整える運動
  • 四つん這いになります。

  • 片手をあげ、10秒キープします。次は反対の腕、その次は片足、それぞれの手足を順番にあげ、10秒キープしていきます。

  • 慣れてきたら片手、片足を同時にあげ、10秒キープします。

  • さらに慣れてきたら30秒キープするようにしましょう。


②体幹を捻る動きの協調性を整える運動
  • 2Lのペットボトル(ダンベルなどでも可)を用意します

  • 足もとから反対側に向かって斜めに向かって持ち上げます。

①左下から右上へ

②右下から左上へ


運動時の注意点として痛みのない範囲で行いましょう。

またバランスを崩して転倒しないように注意して行ってください。


このほかにも失調症状に合わせたリハビリはたくさんあり、一人ひとりにあった運動を行っていくことが大切になります。


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